私のブログの中でチラチラと出てくる、この「働き女子」というワード。
なんとなく、読んで字の如く「(バリバリ)働いている女子」というイメージはもっていただけると思うのですが、
じゃあ具体的に私がいう「働き女子」ってどんな方のこと?というのは書いていなかったなぁと。
そもそもなぜ私がこのキーワードでブログを書いているかというと、
これからご紹介する特徴を持った方(=働き女子さん)からのご相談がとても多いからなんです。
そして、そんなみなさんが口を揃えてお伝えくださるのが、
「あー、藤崎さんも、私と同じなんですね」ということだったりします。
ただ、自分が「働き女子」の性質を持つということは、全然気づいていませんでした。
むしろ、逆のイメージを持っていましたね。
そして、この逆のイメージを持っていたことこそが、自分の生きづらさにつながっていた気がするんです。
ということで前置きはこの辺にして、
今回はそんな「働き女子」のみなさんの特徴というのを書いてみたいと思います。
ちなみに、あくまでも私がブログの中で発信している「働き女子」の性質ですので、その点はご留意くださいね。
「働き女子」の特徴 〜仕事編〜
まずは、仕事編。
・どうせなら、仕事を楽しみたいと思っている
・自分だけが得をすることに興味がなく、みんなで一緒に成功していきたい
・自分の心が踊る瞬間を経験していたり、自覚している
・苦手なことでも最終的にはできてしまう
・周りの苦手をフォローするポジションになることも多い
・どんな仕事にも適応できる、というか、どうにかして適応してきた
・上司や顧客のニーズを的確に察知できる
・一定自分の能力には自信があるけれど、それを認めてはいけない気もする
・「あなたにしか頼めない」とお願いされることがある
・求められたことには120%こたえたいと思う
・自分では普通だと思っていても、完璧主義だと言われることがある
・ミスには敏感で、修正できるまで結構焦る
・誰かに迷惑をかけてしまった時はひどく落ち込む
・自分の発言にめちゃくちゃ慎重
・人に聞く前にまずは自分で調べる
この中にいくつも思い当たる節がある(もしくはあった)!と感じた方は、
「働き女子」だという自覚をもってみてもいいかもしれません。
仕事の進め方や人との関わり方として、
グイグイ自分が前にでてリーダーシップを取るタイプの場合もあれば、
控えめだけれど存在感が強く、いるだけで物事が円滑にすすみ感謝されるタイプ、という場合もあると思います。
どちらにしろ、周囲にとっては、その場にいてくれたらとても嬉しい存在なのかなと。
そう思われる理由として私なりに理解しているのは、
「自分だけの成功や喜びに興味がない」ということなのかなと思うんです。
つまり、「みんなで一緒に成功したい」「自分も、仲間も、取引先やお客様も、誰も損してほしくない」そんな感覚を当たり前のようにお持ちなんですよね。
ビジネスはどうしても取引や駆け引きが発生してしまう場面も多いと思うのです。
それが悪いとは思いませんが、その時に「どうすればみんなにメリットがあるのか」と考えられること。
これが信頼につながり、他には作り出せない存在感を出しているかもしれないですね。
それこそ、どうやったら相手が嫌な気持ちがしないか、息をするように考えているのだろうなぁと思ったりします。
「働き女子」の特徴 〜恋愛編〜
では続いて、恋愛編にいきましょう。
・出会ってすぐの人はどんな人なのか一通り観察する
・興味がない人から好きになられることも多い
・好きになった人には一途
・デートの時は女性としての身だしなみを自然に意識している
・男性の気持ちに寄り添うことができるので、いつのまにか悩みを相談されたりする
・男性の依存が一定以上になると、ものすごく嫌な気分になる
・自分ひとりが楽しんでいる状況よりも一緒に楽しみたい
・お互いの苦手をサポートし合う関係を望む
・自己開示はするけれど、その間に相手の様子や反応をうかがう
・ふとしたとき、寂しい感覚や孤独を感じることがあるがなんとかする
恋愛だと、このような感覚をお持ちの方が多いなぁなんて思います。
実際お話しさせていただくと、本当に魅力的なんですよね。
男女問わずモテるだろうなぁなんて、カウンセラーである私も思ったりします。
だからこそ、周囲からは「恋愛に困ることってあるのかな?」と思われやすく、まぁ嫉妬されることもあるのかなぁと。
恋愛は対人関係の延長線上ともいえますが、「働き女子」さんは、相手とうまくコミュニケーションとるときに困る、なんてことはあまりないのではと思います。
相手のことを大事にしたりパートナーを真摯に愛することを大切にするため、どちらかというと「相手を(もっと)どう愛するか?」というのをいつも考えていらっしゃるのかなと思います。
「働き女子」が抱えやすいお悩み
さて、ここまで仕事と恋愛からみた働き女子さんの傾向についていくつかご紹介しました。
改めて眺めてみると、”自立”だからこその素敵な要素がたくさんあるなと思うんです。
関わる人との関係性の中で、いてくれて嬉しい存在であったり、相手を喜ばせる存在であったり、頼られる存在であったり。
誰かにとってポジティブな影響を与えるということに関しては、プロフェッショナルだなぁと感じるんです。
ただ、じゃあその状態ってお悩みがないのか、というと、必ずしもそうとは言えないと思うんですよね。
実は、
全体最適を優先して自分自身が無理をしてしまうことがある
周りに迷惑をかけないことを意識しすぎると、人と親密になりにくいことがある
いつも自立して頑張っているが故に、恋人など一定以上親密になると苦しいほどに癒着傾向がでてしまうことがある(それが嫌で恋愛をしないという場合もある)
このような状態が起こり、自分の在り方であったり対人関係に悩む可能性があると思うんです。
つまり、
「自分自身の手に追えない量もしくは質の問題が出てきた時」かつ「人に頼れない」
という時に、お悩みが出てきやすいと推測できます。
この状態、心理学的にいうなら、”自立”と”依存”のバランスが崩れてしまっているんですよね。
要は、”自立”の要素が強まりすぎていると言えますし、同時に”依存”の要素を無理やり弱めていることになります。
ただ、これって、依存心が本当に減っている、無くなっているわけではないんです。
だからこそ、心理的距離が近い人(例えば親や恋人など)には、甘えてそれを出したくなってしまうんですよね。
これは私たち誰もが陥る可能性があることで、本人が自立しているのか依存しているのか、という問題ではありません。
無理やり弱めた分、出せるところでは出したくなってしまう、ということなんです。
そして、普段から自立して頑張っている方の多くは、無意識のうちに「依存心」というものをすごく嫌っている傾向があります。
だから、自分がいっぱいいっぱいになった時に”依存”が出てしまうと、ひどい自己嫌悪を感じ、依存が出ないような環境にする(=人に頼らなくていいい状況を自分で作る)ということをしたりします。
すると、仕事の人間関係や、特に親密な対人関係である恋愛においては、お悩みを抱えやすいのかなと思っています。
つまり、相手のことはすごく大事にできるけれど、自分のことはなかなか大事にできない。
この状態に苦しむことがあるんですよね。
さいごに
今回は、「働き女子」の特徴についてお伝えしてみました。
もちろん、ここにあるものが全てというわけではないですし、それぞれに目指す未来やビジョン、もしくはお悩みもあるのかなと思います。
ただ、どうしてもお伝えしたいのが、
「働き女子」のみなさんの素晴らしいところって、いつも私もカウンセリングの時間内では伝え切れないぐらいのものを感じるんですよ。
ほとんどと言っていいほど、気づいていらっしゃらないことが多いのですが…
もしくは、本当は自分の価値に気づいているけれど、何かしらの事情で、なんとかそれをなかったことにしないと、なんて思っていらっしゃる場合もあります。
でも、どう頑張っても、それぞれの方が持っている価値、人の価値って消すことができないんですよね。
それはカウンセリングをさせていただく中で、いつも感じることだったりします。
つまり、「働き女子」のみなさんのお悩みの解決方法は、悩み自体をどうにかしようと努力することではなく、自分の本当の価値に気づいていくことなんじゃないかなと。
自分の価値に気づくというのは、自立した働き女子さんにとってはなかなか抵抗があるかもしれません。
だからこそ、働き女子の皆さんは私とお話しに来てくださるのかなと感じていますし、カウンセリングでお話しいただく中で、気がつけば自分の存在への認知が変わっていたと感じていただける、そんなお手伝いができたら本当に嬉しいなと感じています。